火曜日カーミュージアム「プリンススカイライン2000GT」

皆さんこんにちは、札幌近郊に本やCD、DVD、ゲームの出張買取をおこなっている、ブックオフ札幌出張買取センターの夏野勇です(*´▽`*)

今回は「プリンススカイライン2000GT」を紹介します。これ、ずっと描きたかった←

プリンススカイライン2000GTの元となる二代目プリンススカイラインは1963年9月に発売。

高級路線が強かった初代と打って変わり、2000ccの高級車路線は前年から製造が開始されたグロリアに譲り、自身は1500ccのファミリーカーとして再出発を切っての誕生でした。

1500ccエンジンはG1型と呼ばれるもので、プリンス創業以来からの戦前プジョー(プジョー202)のエンジンを参考にしたOHV式直列四気筒構成のモノで、技術としては普通のものでしたが、エンジンの加工技術、材質の向上により4万キロエンジン内のホコリや砂の排除がいらないメンテナンスフリーのエンジンとして、ユーザーに大いに喜ばれました。

またボディも先代のトレーフレームにボディを乗せた構造からユニットコンストラクション式のモノコックボディになり、先代の初代スカイラインの車重が1300kgオーバーに対し、960kgと大幅な軽量化も実現しました。そしてボディ自体も扉などにグリスの補充を3万キロも行わなくて問題ない、初代から続くメンテナンスフリーをより極めました。

さて、本題である2000GTはと申しますと、この車の誕生にはある雪辱がありました。

1963年5月、二代目スカイラインが発売される直前に開催された第一回日本グランプリに初代スカイラインと初代スカイラインのクーペモデルのスカイラインスポーツが出場。

このレースは各メーカーの紳士協定で無改造での出場が約束されていたそうです。

エンジンの馬力の強さに自信のあったプリンスは全くの無調整のまま出場しましたが、他社がエンジンにチューンアップに改造を施して出場。ズルをしたのです。

無調整に無改造のプリンスは当然大惨敗を喫する結果に(ちなみに軽自動車を除く各クラス、一位はトヨタ勢が多かった)。

このレース結果にすぐに顧客離れが続発し、プリンス自体の売り上げが一気に下がってしまいます。

この雪辱に燃えたプリンスは、販売開始したばかりのスカイラインに、パワー不足ではあったものの性能の地頭が良かった二代目グロリアの六気筒2000ccエンジン(グロリアスーパー6用)のG7型を乗せようと決断。スカイラインのボディ前方をバッサリと切り落とされ、六気筒エンジンを載せて溶接。結果オリジナルから20センチも鼻先が伸びた姿になりました。

こうしてスカイラインのレース仕様、『プリンススカイラインGT』は誕生しました。

その後、日本グランプリの規定をクリアするため、100台から107台ほど生産、販売がされました。

そして翌年の1964年第二回日本グランプリにおいては、このスカイラインGTと、別のクラスで参戦したしたグロリアが徹底的に国内メーカーの叩き潰しに成功し、雪辱を果たしました。

が、グロリアが優勝できても、スカイラインGTは優勝できませんでした。

スカイラインと同じクラスに個人輸入されて参戦したポルシェのレーシングカー、ポルシェカレラGTS(通称ポルシェ904)に勝つことが出来なかったのです。

「ポルシェ904がエイならば、スカイラインGTはさしずめダックスフントだった。最初から勝つ見込みが無くなった」
「今でいえば怪物ですね。とにかく自動車に見えなかったですよ」

と開発にかかわったスカイラインの父、櫻井眞一郎はポルシェカレラGTSを回想しています。

レースは最初からポルシェが一位を独走状態でした。しかしポルシェが周回遅れに手間取っている間に光明が差し込みました。

スカイラインはこの間に一位になることに成功。しかしその光明はたった一周で終わってしまいます。

然し、この一周により日本車の可能性と未来をこじ開けることに成功。

そして、『羊の皮を被った狼』と東京新聞に書かれたスカイラインGTは同時に『スカイライン伝説』の狼煙を上げることになります。

その量産モデルとして1965年2月に『2000GT』が発売。

これはフロントディスクブレーキを標準装備し、サスペンション強化し、トレッドも増大。後輪にはスタビライザー(アンチロールバー)、トルクロッドを装備し、コーナーリング時の足回りも強化。更にウェーバー製のキャブを3連装に変更し、出力をそれまでの108馬力から125馬力にまで強化しました。

更に同年9月に『2000GT-A』が登場。此方は部品調達と生産速度の関係で、キャブレターがシングルに変更されており、出力が低下しています。この時にこれまでの2000GTは『2000GT-B』と名乗ります。

見分け方は赤いバッチがGT-B青いバッチがGT-Aです。

その陰でスカイライン2000GTは、ヨーロッパの発達した道路網を速く、快適に、そして安全に走れる本格的な国際商品としての4ドアセダンの位置づけもあったと言われている、プリンス最後の傑作でした。

『プリンスの遺児を降ろし、船は去り行く。降りた場所からは、また新たな道が開き始める』

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