火曜日カーミュージアム29回目「パナールディナZ」

皆さんこんにちは、夏野勇です(*´▽`*)

今回は「パナールディナZ」について紹介します。

今回の車は線画が複雑だった!!と呟かせてください。

パナール(正確には『パナール・エ・ルヴァッソール』)は現在乗用車を製造していないが、現在でも軍用車ブランドとして継続しています。

ミシン製造業を営んでいたパナールとルヴァッソールの二人で創めた世界で三番目の自動車製造会社(自動車製造は1890年から)であるパナールは現在まで続くフロントエンジンリアドライブ方式、密閉式ギアボックス、フロント搭載型ラジエーターなどのを開発したことでも知られている。

創業者のルヴァッソールが1897年、パナールが1908年にに死去してから第二次大戦までのパナールは静粛性の高いエンジンを積んだ高級車メーカーとして知られていたが、戦後は一転して高級車から小型大衆車製造へと切り替わる(戦後のフランスの高級車禁止税がその原因とみられる)。

1946年に600ないし850cc二気筒空冷水平対向エンジンを搭載した前輪駆動小型車ディナXが登場。寸法が似ている後輪駆動式のライバルであるルノー4CVより上級な車を狙い、四本のトーションバーを使用した後輪サスペンション、ヘッド部が一体構造のエンジンはとてもユニークな設計をしていた。さらに当時高いボディ製造技術を誇ったファセルにボディ製造を委託している。

1953年にモデルチェンジを行い、今回紹介するディナZになる。

このディナZ最大の特徴はエンジンと車体がアンバランスな車であったこと。

エンジンは先代の850ccエンジンをそのまま受け継いだが、ボディサイズは全長4570mm、幅1600mmとシトロエンDSとほぼ同じサイズになり、大型化した。この時のシトロエンDSはこの時1900ccエンジンを搭載し、最高速145キロを出したが、ディナZは非力なエンジンからは想像すら出来ない最高速度130キロと、DSに肉薄する性能を平然と叩き出した。また燃費も良く1リッターあたり14.3キロという今の同クラスの車と同じ燃費を記録している。

これはディナZが1948年に製作された試作車『ディナヴィア』からの流線型スタイル応用したこと、世界初の全アルミニウム製だったことがあげられる。特に後者はディナZをこの性能にするのに大きく貢献し、ボディやシャシ、果ては装飾モールまで徹底的にアルミニウム製だったため、僅か650kgという破格の軽さを誇った。

然し、1957年モデルからは全アルミニウム製の『Z1型』から、全鉄製の『Z12型』にマイナーチェンジを行い、これにより車重は875kgに増加します。この頃に『ティグル(仏語でトラ)』と呼ばれるシートにトラ柄を採用した出力強化型が登場し、重量増加による性能低下を補いました。その後もマイナーチェンジを続け、1960年に『PL17』と改称し、1965年に製造を終えました。

最小のエンジンで最大の居住空間を作るというと言うフランス的合理主義の極限を行くディナZでしたが、あまりに懲りすぎた設計はコストや生産性を度外視したようなもので、却って経営を圧迫、更に生産規模はシトロエンやルノーにはるかに劣っていました。最終的に1965年にパナールはシトロエンに吸収合併される運命になりました。

その後は先述したように軍用車ブランドとして、シトロエン、オーバーランド、そして現在はボルボ傘下のルノートラックの軍用車ブラントとして活動しています。

『夏休みの終わりの始業式に都会から臨時採用の姐さん先生がきた。その人が乗っていた車の名前はその当時の僕には分らなかった。だが、先生も車も、ただ美しく、綺麗だったことが今でも鮮明である』

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